キャラ単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選

※全員女性キャラです。

話数単位で選ぶ10選があるのなら、キャラ単位で選ぶ10選があってもいいのではないかと、ひらめいた。
前々から思っていたことだが、「好きな作品を10個挙げるのは難しいが、好きなアニメキャラなら50人だって100人だってなんぼでも挙げられる」という特性がわたしにはあるらしい。このアカウントのプロフィール欄に飛べば一目瞭然だろう。好きなアニメは『カレイドスター』と『true tears』しか挙げていないが、好きなアニメキャラは気持ち悪いほど羅列されている。そういった偏りが、どうもわたしにはあるらしい。

もっとも、今回のキャラ10選にも偏りはある。冒頭でお断りした通り、全員性別が女性だ。その上、クールごとの偏りがある。10人中7人が夏アニメのキャラクターであり、今期のキャラがひとりもいない。既に2015年よりも前に登場しているキャラクターを除外したという縛りがあるにしても、真剣にアニメに取り組んだ時期が今年は夏季だったこと、反対に冬になると調子を落とすこと……アニメファンとしてのわたしの”キャラクター”が如実に現れている。

それから、「話数単位〜」で選ぶであろう(あろう、というのは、まだどうなるか解らないアニメがあるからだ)作品と、あまり被っていない。これは「作品」と「キャラ」が別の位相にある、ということを示しているのだろうか。

それでは、50音順に、わたしの今年のお気に入りキャラ10人を紹介していきたい。キャラの詳細は、リンクを貼った各公式サイトのページで確認していただきたい。

絹島ミチル(『プラスティック・メモリーズ』)

http://www.plastic-memories.jp/character/

隠れメインヒロイン。本作はアイラの可愛さばかりが褒め称えられるが、わたしが注目したのはミチルのポジション。ツカサ=アイラのラインに割って入り、三角形を作り出す。ツカサとアイラのつながりだけでは弱いが、ミチルの視点が入ってくることでダウナーな物語が重層化していく。声優が赤崎千夏なのもポイント高い。

久世橋朱里(『ハロー!! きんいろモザイク』)

http://www.kinmosa.com/character.html

サドっ気溢れる家庭科教師。髪を片方で縛っているのもポイント高い。2期は、久世橋先生のために観ているようなものだった。萌えポイントも数知れずあった。何より10代のキャラが多いTVアニメで成人女性枠は貴重だ。

紅本明里(『実は私は』)

http://jitsuwata.tv/character/

本性サディストの女教師。ある意味本作品の屋台骨ともいえる存在。『うる星やつら』のサクラしかり、『スクールランブル』の刑部絃子しかり、明らかにサドな女教師キャラの存在は、作品の魅力をグッと増してくる。偶然かもしれないが、久世橋先生と名前が同じだ。

櫻田茜(『城下町のダンデライオン』)

http://www.tbs.co.jp/anime/dande/chara/

花澤香菜は、キャストクレジットで3番目のキャラを演じる印象が強かったが、これはトップクレジットだ。女性声優の場合、単独主演が少ないというケースがよくある。このアニメは、貴重な花澤単独主演枠。群像劇であるから、櫻田家の誰でも選ぶ根拠はあったが、何よりも貴重な花澤単独主演枠だから。

渋谷凛(『アイドルマスターシンデレラガールズ』)

http://imas-cinderella.com/character/#rin

おそらく深くデレマスを観ている方なら、しぶりん以外のキャラを推すのかもしれない。しかしながら、わたしは、以前にこのブログでも書いたように、まず渋谷凛に引きつけられた。杏を推したっていい。未央を推したっていい。誰を推したっていい。アイマスに深入りしていないわたしには、しぶりんの存在が単純に眩しかった。
ところで、デレマス勢では諸星きらりの体型ばかりがクローズアップされるが、身長と体重を考えると、渋谷凛は立派な「モデル体型」である。

白崎イリス(『Classroom☆Crysis』)

http://www.classroom-crisis.com/character/

第1話のバイクで登校するシーンから異様な存在感を醸し出していたイリス。衝撃の過去も、異様な存在感を察していたわたしには妥当と思えた。オリジナルアニメには、やはり、イリスのような視聴者をぐいぐい引っ張っていく存在感のキャラが必要だ。

白雪(『赤髪の白雪姫』)

http://clarines-kingdom.com/character/

今年の早見沙織枠。ついに本人名義でこの作品で歌手デビューしたこともエポックメイキングな年だった。

鷹取小夜(『うしおととら』)

http://ushitora.tv/character/detail/14/

第10話のゲストキャラ。中村麻子と迷ったがあえてゲストヒロインを選んだ。藤田和日郎が描くヒロイン像がこの頃からさして変わっていないのがなんとも興味深かった。

土間うまる(『干物妹! うまるちゃん』)

http://umaru-ani.me/character/index.html

うまる役の声優は逸材だと思う。今年一番個人的に株が上がった声優は松井恵理子だが、新人では田中あいみだ。歌い分けも演じ分けも、才能の片鱗をいかんなく示してくれた。
キャラは言うまでもない。オタクならば誰もが自分を重ねてしまう部分を持っている。あのフードが欲しくなってしまうものだ。

ロレッタ・クリスチアーノ・アモーディオ(『GANGSTA.』)

http://gangsta-project.com/character.php

もしかしたらマングローブの倒産により公式サイトがなくなっているかもと危惧していたが、大丈夫、ちゃんとあった。年は中学生ぐらいだが、ギャングを率いる強気な少女。今年の個人的「ロリコン枠」か? 植田佳奈、まだまだいける、まだまだもがける。