読書について
ところで、文学を小説と同一視してるひとが多いのかもしれない。たいへん遺憾に思う。だが、かつてのわたしがそうだったのだ。 大学初年のころ、文学部で留年しまくってるセンパイに「君は文学を小説と混同しているね、詩や戯曲のほうがはるかに歴史は長いの…
さる記事で「まともな本」があまり読まれていないという話をした。まともな本とは、言い換えるならば、個人にとって一生ものの本となる可能性を秘めた本のことでもある。誰かにとって一生ものの本とは必ずしもたった1冊というわけではない。一生ものの本は…