エッセイ

自我とアニメ

『アニプレッション』にいた頃、わたしはずいぶんけったいな文章を書いていて、ときどき炎上したり、はてブでけなされたり、ずいぶんあのコミュニティには迷惑をかけたものだ。ただ、記事を上げていくごとに、『アニプレッション』ブログでの閲覧数は増加し…

GOOD LUCK!!(テレビドラマ)

GOOD LUCK!!(再) 懐かしいなあ〜……。 ああ、懐かしいさ。 俺が中学2年生のときのドラマだ。 当時ひきこもっていて、それでもこのドラマは、日曜のBSSテレビ(TBS系列)で、21時からで、真面目に楽しく観ていた。 キムタクだった。しかし、キムタク以上…

『宇宙兄弟』引っ越して半年

宇宙兄弟(枠移動後) この時間帯に移ってから、はじめての視聴。というより、地上波のチャンネルで観ること自体が初めてだ。 実は昔、土曜夕方とはアニメにとってかきいれ時だったらしい。名古屋テレビ(メーテレ)、TBSとMBS、フジテレビなどが枠を持ち、…

『魔探偵ロキ ラグナロク』

『魔探偵ロキ ラグナロク』 テレビ埼玉で、金曜18時から再放送している、10年前のテレ東アニメだ。 そういえば、このアニメもヒロイン役が堀江由衣だ。そういう時代だった。声優が若かったし、スターチャイルドの捌き方も彼女を主軸にしていた。 で、肝心な…

2クールアニメはいまだ存在する

2クールアニメとの折り合い方序論 いま、9chで『アイドルマスター』があらためて放送されているのを観て、ああ、このアニメが本放映されていた頃は、1クール折り返しでついていけず見切ってしまったなあ、2クールだったからな、と思い返す。『シュタイ…

揺れてるロンリー・ハート

ここ数日、人の名前でアニメを語ってはいけないとさんざ言いふらしてきた。 でも、自分の言葉が、自分の頭を支配してきて「人の名前でアニメ語っちゃ駄目!」そんな”言いつけ”がひとり歩きしだした。 たしかにろくに演出家、アニメーター、声優を知りもしな…

作品の対象年齢によって態度を変える男の人って・・・・・・。

アニメ作品が想定しているであろう対象年齢によって「語り」の質を変える、つまり、対象年齢によって態度変えるの、もうやめませんか?『ドキドキ! プリキュア』も『進撃の巨人』も、同じ土俵で語ってみませんか。きっと、アニメは固よりひとつなんですよ………

アニメは施しだ。でもそれを意識した先には「死」だ。裏返せ。

アニメは産業である。 アニメは商業である。 アニメは商品である。 アニメは興行である。 アニメは施しである。 アニメはサービスである。制作者はサービスとして受け手にアニメを提供する。 で、それを意識した途端アニメファンとしての「死」に一歩近づく…

あの頃の僕はブログに「達成」を求めていた

それは、否定出来ない。 でもそれは、間違いだ、バッテンマークだ。ブログに達成を求めるって筋違いじゃないかな。 達成を追い求めてブログ書くのが苦痛になるのなら、本末転倒じゃないか。むしろブログを書くのは自分を満たすためじゃないといけない。 ブロ…

肩の力がいい意味で抜けたということ

http://anipression.doorblog.jp/archives/51346687.htmlそうか、この記事↑を書いてからもう1年近く経ったのか。もう『アニプレッション』で記事を書く予定はないが、この、ヤケに気負ったタイトルの記事は、予想以上の反響を得た、らしい。「ブロガーよ、…

なぜアニメを観るのか、なんてもう考えなくていい

http://anipression.doorblog.jp/archives/51031379.htmlかつて、こういう記事を書いた。 でもあの頃とは考え方が変わった。 もうアニメを観るのに理由なんかいらないと思ってる。目的や、意味を、欠かないといけない。 目的や意味は積極的に欠くべきだ。 そ…

ローマは一日にしてならず

書き続けるしかない。伝わると信じ、伝えるのを努力する。そうしてものを書いて、それを偶然読んだ人が集まってくる。それが具体的数字として実を結ぶ。「ローマは一日にしてならず」という諺は有名。ローマ帝国に限らず、巨大国家はすぐには出来上がらない…

夏海たちはどんな人生を送るのだろう

『夏色キセキ』の最終回は、やや唐突な幕切れを迎えるように見える。後日談が不在で、紗季が転校して行ったあとの彼女たちの人生は、巧妙に隠され、視聴者には示されない。あのあと、夏海たちは、どんな人生を送るのだろうか?たぶん、彼女たちは、アイドル…

アニメに食らいつけ、それが粘りのある思考を生む

アニメにもっと食らいつかないといけない。 集中力を切らしてはならない。 漫然と見ていては見落とす点を拾え。 安易に見切るな。 脚本に、コンテにがぶり寄れ。 神経を研ぎ澄ませ。 アニメに対して誠実であれ。 不誠実ではいけない。 それが、アニメに対す…

【今年の抱負】ねばりのある妄想を

ねばり気 のある 妄想今年のアニメ語りはこれでいきたい。アニメ語りは、妄想を排泄することである。 すなわち、頭の中に思い描いたアニメについての妄想。ただ直情的に妄想を記事にして書くということではない。 ギリギリまで考え抜く。 妄想し抜く。それが…

なぜ「アニメ」だったのか

映画、漫画、小説、ゲーム...世の中は娯楽で溢れかえってる。 なぜ、我々はその娯楽の中からアニメを選びとったのだろうか? アニメでなければならなかった理由があるはずだ。 わたしはそれを日々自問自答している。ひとつ言えるのは、わたしが幼い頃から「…